計量に使用できる圧力の単位はPa(パスカル)、bar(バール)、N/m2(ニュートン毎平方メートル)と計量法によって定められています(日本国内ではPaの使用が一般的です)。千倍を表すk(キロ)や、百万倍を表すM(メガ) と組み合わせたkPa(キロパスカル) 、MPa(メガパスカル) が多く使用されます。
Paや、bar、N/㎡といったSI単位と呼ばれる新単位に移行する前はkgf/cm2(重量キログラム毎平方センチメートル)やcmHg(水銀柱センチメートル)、mmAq(水柱ミリメートル)等が使用されていました。これらの単位は現在、国内では原則として使用できず、使用できるのは輸出用等に限定されます。しかし、現在でも既設品の更新等で「10キロの圧力計」といったお引き合いをいただくことがあります。このような場合には通常、10kgf/cm2≒1MPaですのでレンジが1MPaの圧力計をご提案いたします。
また他方、一部の例外として航空機やその他の航空に関連する用途等では国内においてもヤードポンド法による基づくlbf/in2(重量ポンド毎平方インチ pound-force per square inch)が使用されます(但し実用上はpsiでの表記が一般的です)。