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圧力計のトラブルシューティング

2020/05/28(木)

圧力計は、使用する環境、用途によって適切な選定を行わないと正しく圧力が測定できなかったり、圧力計が故障したりします。

 

今回は選定時の注意点についてよくあるトラブルから考えてみます。

 

 

 

①短期間で何度も故障する場合

 

脈動圧・サージ圧・振動などが考えられます。

“脈動圧”や”サージ圧”は「(ギアなどの)内部機構の摩耗」や「針ずれ」といった症状を引き起こします。

※針ずれ:圧力をかけていないのにも関わらず指針がゼロを示さなくなるような現象。

 

“脈動圧”や”サージ圧”については、多くの場合スロットルや「”ダンプナー”の使用」や「グリセリン入圧力計への交換」で対処できます。

“振動”についても「グリセリン入圧力計への交換」が効果的です。

 

 

 

②指針の動きが鈍くなったり、変動しなくなったりする場合

 

圧力を測定するとき、圧力計内部には測定流体が流入することになります。

“水”のようなサラッとした液体を測定するときはよいのですが、

“砂混じりの水”のように「異物含む液体」や、”塗料”のように「ドロッとした液体」を測定することもあります。

 

「異物が含まれる液体」や「ドロッとした液体(=粘度が高い液体)」は圧力計内部で”詰まり”が起こりやすくなります。

“詰まり”が起こると「指針が動かなくなったり」「応答が遅くなったり」することがあります。

 

「異物が含まれる液体」に対しては、配管にフィルターを設置しを除去することができれば”詰まり”の発生を防げます。

コーヒー用のフィルターが豆を捕まえてコーヒーだけを抽出するのと同じです。

異物をフィルターで捕らえて圧力計側には液体だけが流れるようになります。

 

また「ドロッとした液体(=粘度が高い液体)」の場合は、

圧力計の狭い部分へ流れ込んで固まると、”詰まり”が発生するためフィルターでは対処できません。

「隔膜式圧力計」など狭い部分に流体が侵入しない構造をした圧力計を導入することが肝要です。

 

 

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