圧力測定の分野では高精度かつ多機能なデジタル圧力計が勢いを増しています。
逆に、昔ながらの機械式圧力計はどんどん立場を奪われていると思われます。
スペックばっかりをみていると、見落としがちですが、
機械式圧力計はデジタル圧力計に勝る部分をいくつも備えています。
今回は機械式圧力計の優位性を中心に、、、(機械式を贔屓目に)
両者の特徴を紹介したいと思います。
まず、電源が必要ないこと、、、
機械式では不要な電源ですがデジタル製品では必須となります。
直流電源を必要とする製品では配線の手間がかかるし、
電池で駆動するデジタル圧力計は電池切れが起きないように、交換の周期を設ける必要があります。
機械式圧力計の場合は、ネジを接続するだけで半永久的に動作し続けます。
(もちろん消耗はしますが、、、)
次に圧力の大きさや変動を直観的に視覚で捉えることができるという点です。
機械式圧力計は指針が動いて、現在の圧力値を示すため
圧力が高いのか低いのか変動しているか止まっているかなどがパッと見てわかるのです。
逆にデジタル圧力計の場合、現在の圧力値をはっきりと読み取るといった場合には
分かりやすくていいのですが、セグメントや液晶の数字が大きくなったり小さくなったり
しているだけなので実際にどの程度変化が大きいのかを感覚的に知覚することが
難しいのです。
いかがでしたでしょうか、
華やかなスペックを誇るデジタル圧力計に市場を奪われつつも、
プラントの片隅でしぶとく採用され続ける機械式圧力計の良さをご理解いただけましたか?
機械式圧力計を購入したくなった方は、当店よりお買い求めいただけます。
もちろん、デジタル圧力計の購入も大歓迎です。。。