機械式の圧力計は、どれも同じような形をしており何を選んでも大差ないと思われる方もいると思います。しかし、圧力計の選定は意外に複雑で誤った圧力計を選ぶと、取付が困難であったり、寿命が短くなったりします。最悪の場合は事故に繋がる事さえあります。
正しい圧力計の選定方法を知り、お客様の現場により相応しい圧力計を設置して下さい。
選定項目
圧力計を選定する為には次のような条件を確認する必要があります。
・圧力レンジ
・ネジ径
・形状
・大きさ
・接液部(接ガス部)材質 ←今回の内容
今回は接液部(接ガス部)材質編です。
--------------
接液部材質について
--------------
圧力計の接液部材質は黄銅製やSUS316製等があります。ご使用の測定流体にあった材質(接液部を腐蝕させない事)をお客様にて選定下さい。
黄銅製やSUS316製等で使用不可な測定流体である場合は、各種耐蝕性に優れた隔膜式圧力計もご用意がありますので、そちらを選定下さい。(接液部材質:SUS316L、PVC、PTFEコーティング・ライニング、ハステロイ、タンタル等)
※メーカーにて測定体に対する材質保証は行っておりません。