置針とは、測定中の最高到達圧を示す機械式圧力計用の機構です。
置針は長野計器による名称で、遺留針などとも呼ばれています。
デジタル圧力計におけるピークホールド機能に相当するもので、
ガラスのオプション部品として取り付けることになります。
通常、赤色をしており太さも通常の指針程あるため視認性は良く、
目盛板に浮くように見えるので、視覚的にも直観的にも最高到達圧を確認しやすいという
特徴があります。
下記の動画は、密閉形圧力計に置針を取り付け動作させた様子です。
圧力計の指針と同時に赤色の置針が上昇し、圧力を下げると指針は戻っていきますが
置針はその場で留まっています。