計測機器には、精度が設定されています。
これは、計測機器の計測する実力みたいなものです。
要約すると圧力計を使う場合、圧力をザックリ知りたいのか、
正確に知りたいのかということです。
ザックリ知りたい場合は、精度が悪くても構いませんが、細かく知りたい場合は
精度のよいものを使用しなければいけません。
ほとんどの場合、価格に比例し精度の悪いものは安い傾向で、精度の良いものは高い傾向です。
次に機械式圧力計を例に挙げて、精度の種類について確認してみます。
精度の種類:0.5%、0.6%、0.75%、1%、1.5%、1.6%、2%、2.5%、3%・・・
JISや市場の要求に対して、精度は沢山種類があります。
具体的に、精度が及ぼす数値の違いについても見てみましょう。
例えば同じ1 MPaの圧力計でも精度が違えば以下の様に許容公差が変化します。
許容公差とは・・・精度の幅のこと。
様々な仕様用途で最も使用されている精度は1.6%です。
求める計測精度に合わせた適切な圧力計を選定しましょう。